「クリスマス・カロル」
大変有名なディケンズの小説ですが、
クレオ・コイル作のミステリ小説「クリスマス・ラテのお別れ」
(小川敏子訳・RHブックスプラス)
で用いられていた引用箇所をご紹介します。
クリスマス・カロル冒頭のあらすじ(の要約)と引用文です。
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あるクリスマスのこと、
冷酷な主人公スクルージのもとに亡霊が現れ、
利己的な人生を送った者たちが亡霊となり
重い鎖でつながれている姿を見せる。
中でも最も悲しんでいる亡霊は鉄製の巨大な金庫に
繋がれて泣いていた。
けれでも彼はそのために泣いているのではなく、
目の前で幼子を連れて震えている女性を助けることが
出来ないことで泣いているのだった。
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「彼らすべての幽霊たちの不幸は、
人間たちの世の中の事件に
関係して助力したいと願いながら、
永久にその力を失ってしまったことである」
(クリスマス・カロル
/チャールズ・ディケンズ作 村岡花子訳/新潮社)
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「クリスマス・ラテのお別れ」に登場するある人物は、
このディケンズの名作を読んで一念発起。
ニューヨークの街をサンタクロースの格好をして練り歩く
「トラベリング・サンタ」の仕事を始めます。
(その仕事のかたわら、ちょっと危険なサイドビジネスを
始めたことから災難に巻き込まれ・・・というお話ですが^^;)
自分が、
死んで亡霊になったときに、
「関係して助力したい」と願うことは
切望することは
何だろう
と考えて、
そのことを、ひとつひとつ
生きているときに
くいのないように
行っていけたらいいのかなと
思いました。
死んでからではなく、
暑いし眠いし
腰痛いし
おなかの贅肉は重いし、
頭がボーッとして
なんかいらいらしたり
怒ったりしてしまうけど、
生きている今、
やろう・・・
生きている世界に
関われるときに。
SECRET: 0
PASS:
ここに来ると、ぽんと背中を押される気がします。^^
いつかではなくて、今なんですね♪
できることは些細でも、できたら良いなですねw