心理セラピーは1対1で受けるものとは限らないんですね。
何人かの人たちと、ひとりのセラピストを囲んで話をしていると、
まあいろいろな話が出て、
悩みや問題点も飛び交って、
そんな中で自分は、「いやそれはないだろう」
「私は違うな」
とか思いながら聴いていたりするわけです。
セラピストが話し、参加者が話し・・・
そのうちに、ひそかに気づいたりもします。
「やっぱ私もコレあるわ・・・」
ひそかにですよ(笑)
あるいは意図せずして、
自分を困らせていると思っていた誰かの立場の意見を
別の人の口から、客観的に聴いていたりする。
ある課題を抱えて、
セラピストと1-1で向かい合うと、
その時間はすべて自分のことに焦点があたり
よいことも悪いと思うことも、
矢印は全部自分に向きます。
集中し、反応し、心のワークをします。
それもよし。
でも、複数の人が集まって、
皆で共有しながら
ゆるやかに共感しながら、
客観的な視点に立って、
自分の中にあるものと照らし合わせながら
だけど終始それは「他人事」だと思いながら(笑)
いつの間にか、自分もちょっぴり変わっていく。
自分が知らないうちに変化していく。
終わって帰ってみると、
一級品のセラピーを受けた後のように
スッキリとして、
何かがポロッと落ちたような感覚を味わえたりします。
だから私は、
そういう共有するセラピーも好きで、
しばしば企画し、自分も足を運びます。
昨日参加した講座で、「講座は、みんなで受けるセラピー」と
講師の方が表現なさっていました。
デスヨネ!
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昨日に引き続いて、あるあるです。
シェアの時間に、人が話したことが、
自分の中の引っかかりを解決してくれたり。
自分の経験したことが誰かのヒントになったり。
たくさんの人がいて、いろんな意見があって、いろんな見方があって、人と話すこと、聞くことは、新鮮ですね。