カーンと響く、モートンのボーカルがステキだった
a~haの曲の歌詞は、
よく聴くと単なるラブソングではなく、
シュールでメランコリックな、空想詩のようなものが
結構あったように思いますが、
Train of thoughtという曲の一節が、
とりわけ気に入っていて、時折思い出します。
"Once there was a sea here
but there never was a door…"
前後の歌詞の記憶が定かでないのですが、
彼は家の鍵を空けながら思う
ここはかつて海で、
ドアなんてなかったんだよな・・・
そんな歌詞だったと思います。
疲れたとき、ふとむなしくなったとき、
劣等感に負けそうになったとき、
未来が怖くなったとき
よくこの歌詞をイメージします。
ここはかつて海だった。
ドアも
ビルも、
公園も手すりも階段もなかった。
雄大な時の流れの中に
今がある・・・
すべてがどうでもいいことで
だけどすべてが愛おしい。
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