私が、タイ古式マッサージを行うようになったいちばんのきっかけは、家族が体調を崩し、殆ど寝たきりの状態になったことでした。
運動不足と薬の副作用で体力が衰え、肥満も心配でしたが、本人は、運動をする気力も出ない状況。
そこで「受身で出来る運動(あるいは運動効果が得られるボディセラピー)はないか」と探していく中で、これならと期待出来たのがタイ古式マッサージでした。
実際に行ってみて、疲労回復、体調改善等の効果と運動効果が感じられたのはもちろんのこと、予想外の収穫だったのは、メンタル面、ストレスやうつ的症状への効用でした。
私自身、タイ古式マッサージのスクールに通っているときに、朝から気分が落ち込んでいる日であっても、実技のレッスンで先生の模範施術を受け、レッスンが終わって帰途に付く頃には、不思議と活力が沸いて気持ちが前向きになっていることに気づくことがたびたびありました。
手だけ、足だけ、頭だけ、と、部分に働きかけるセラピーもいろいろあり、手軽なのに深く癒せる!という点ではそれらは大変優れていると思うのですが、そういったセラピーを活用するようになった今でも、やはり全身をゆったりとくまなく癒していくタイ古式マッサージを施術したい(そして受けたい!)と思うことがあります。
特に、足のセンを刺激していくケアは、足の疲れやむくみへの癒しはもちろん、心と体全体によい変化をもたらしてくれるように思います。
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